1つ前のページに戻る

2003.3.13 所属カテゴリ: 長野 / 自然文化 / 文化財 / 芸能・伝承 /

大鹿歌舞伎

 長野県大鹿村に約230年前の江戸時代から、各集落の神社の舞台で演じられてきた。寛政の改革や天保の改革などで上演禁止の弾圧を受けながら、村人の暮らしの核として脈々と受け継がれる。1986(昭和61)年、財団法人大鹿歌舞伎保存会が発足、中学校の歌舞伎クラブや地域の歌舞伎愛好者らを中心に保存活動も活発。
2000(平成12)年3月には、地芝居として初めて大阪・国立劇場で上演した。村民が演じる村オリジナルの手作り歌舞伎は「六千両後日之文章 重忠館の段」をはじめ演目が多いことが特徴で、5月3日と10月第3日曜日に定期公演をしている。国選択無形民俗文化財。問い合わせは(電)0265-0039-2100、2877(大鹿村教委、産業観光担当)。