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2003.3.13 所属カテゴリ: 芦安 / 自然文化 / 文化財 /

大日如来像

 山梨県南アルプス市芦安芦倉。高さ20センチ、幅10センチの銅製厨子。像の座高は9.5センチ。厨子の四隅には風鈴が付いており、その鈴の音は登山者の安全を守る守り神だった。かつて北岳山頂に石のほこらがあり、安置されていたという。明治中ごろまでは登山者が祈願していたらしいが、その後、心ない人によって持ち去られ、人の手を渡り歩いていた時期があった。しかしこの大日如来を手にした人には良いことが起こらず、病人が絶えなかったため、諏訪神社に奉ったと伝えられる。市指定文化財。

南アルプス市芦安の諏訪神社にある銅製厨子・大日如来像