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七面天女堂
山梨県南アルプス市芦安芦倉。「社寺記」によると、妙定寺の項に「七面堂…」と出ており、妙定寺付属の建物と見られる。「芦安村歴史散歩」によると、1574(天正2)年ごろ、日蓮上人を祭る「御影堂」を沓沢地区に建立、五穀豊穣などを祈念したのが始まり。1705(宝永2)年ごろ、御影堂隣接地に妙定寺を建てた。江戸時代中期、身延山の七面大天女を御影堂に勧請、合祀した。それ以来、日蓮上人や日朝上人が七面天女の両側に祭られる。明治初年に神仏分離がされるまで七面大明神と呼ばれた。境内に鳥居があるのはその名残。管理は地区にゆだねている。