1つ前のページに戻る
尾白川渓谷
山梨県北杜市白州町の甲斐駒ケ岳付近に発源し、閃(せん)雲花こう岩の節理面に沿って東々北に流れ、北杜市白州町台ケ原付近で釜無川に合流する。
上、中流部では糸魚川―静岡構造線に沿える断層がい(崖)を横切るために、渓床の傾斜は概して急で、100分の20ないし30に達し、所どころに急流や滝をかけ、噴水滝や不動滝などがある。下流の白須付近では、八ケ岳火山噴出物を浸食して台地地形を残している。この河谷に沿って駒ケ岳登山道が設けられ、下流に駒ケ岳神社と発電所がある。この渓谷に沿って駒ケ岳登山道がついている。
「尾白川の清流 白州」が2001(平成13)年、山梨百選に選定されている。
【写真】甲斐駒ケ岳付近に源を発し釜無川に合流する尾白川。急流や滝が多く、その渓谷の美しさは定評がある