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2003.3.13 所属カテゴリ: 南アルプス / 環境保全 / 公園・条例・要綱 /

南アルプス国立公園

 長野、静岡、山梨の3県にまたがる国立公園。1964(昭和39)年6月指定、面積3万5798ヘクタール(山梨県分1万8286ヘクタール)。

 古生層、中世層の山地で、北は山梨と長野県境の鋸岳(2685メートル)から南は静岡県の光(てかり)岳(2591メートル)まで約50キロ、東西約15キロ、3000メートル以上の高峰を多く有す広大な山岳群。中央部の白峰山系には富士に次ぐ第2の高峰北岳(3193メートル)、第3の高峰間ノ岳(3190メートル)、第15位の農鳥岳(3051メートル=西農鳥岳)がある。このほか甲斐駒ケ岳(2967メートル)、鳳凰山系の地蔵ケ岳(2764メートル)、観音岳(2841メートル)、薬師岳(2780メートル)があり、仙丈ケ岳(3033メートル)は高山植物の宝庫として知られる。

 また、これらの山塊は大井川、天竜川、富士川の源となり、本格的登山熟練者の聖域として毎年50万人以上の登山者でにぎわう。高山植物も豊富で、カモシカ、ウサギ、キツネ、タヌキなど動物類も多い。ライチョウは国の天然記念物に指定。

 ※間ノ岳と観音岳の標高は、国土地理院の測量方法の変更に伴い、2014年4月1月から変更。

◇お問い合わせ先:関東地方環境事務所
◇HP:https://www.env.go.jp/park/minamialps/index.html