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2004.7.01 所属カテゴリ: 櫛形山 / 登山 / 登山コース・開山祭 /

櫛形山・池の茶屋登山道

 櫛形山の山頂・奥仙重(2052メートル)への最短コース。南の増穂町側から登るもので最近、利用者が増えている。

南アルプスNET―櫛形山・池の茶屋登山道

【参考タイム】
登山口 0:10
尾 根 0:35
三角点 0:15
櫛形山頂
←←←←←←←←←←←←←←
0:30

 

池の茶屋登山道入り口

 アプローチはマイカーかタクシーを利用する。増穂町の国道52号青柳2丁目交差点を西に進み、平林地区を目指す。平林の集落を抜け、氷室神社で左に急カーブし、丸山林道をひたすら登る。狭く、カーブの連続なので安全運転を。登り切った平坦地の三差路が池の茶屋で、林道下に小さな池がある。昔の青柳と野呂川奥の西山や奈良田を結ぶ峠道で、池の端に茶屋があった名残の地名だ。

 櫛形山登山道へは三差路を右に池の茶屋林道を行く。未舗装ででこぼこが多く、普通車は厳しい。左手に白根三山や南アルプス南部の山々を見渡せる場所もある。林道終点が登山口。広い駐車スペースとトイレ、休憩室がある建物がある。

 建物の左手から登り始める。山腹の南斜面をトラバース気味に行くと、わずかで尾根に出る。尾根上は防火帯になっていて、防火帯の中を北に向かって上る。急登だ。
(登山口→尾根:約10分)

登山道沿いのダケカンバ

 20分ほどで尾根はなだらかに変わる。左はダケカンバやツガの大木が並び、右はカラマツの植林地。ちょっとした急坂を左に回り込むと三角点に着く。
(尾根→三角点:約35分)

 防火帯はここで終わり、樹林の下りとなる。最低鞍部から再び登りとなり、わずかで山頂に出る。天然カラマツ、ツガ、ダケカンバの大木が山頂を囲んでいて、明るく開けたアヤメ平や裸山とは対照的な雰囲気が漂う。東側がわずかに開けて富士山の展望がある。

 ピストンの場合はここから引き返す。登山口まで30分ほど。裸山まで足を延ばすなら、北に下り指導標に従って進めば40―50分で、明るく開けた裸山の基部に出る。
(三角点→櫛形山頂:約15分、櫛形山頂→登山口:約30分)

※注意
 紹介した登山コースは、あくまで参考です。コースタイムは人によって違いますし、登山道も変化があります。登山前にガイドブックや登山記録を調べ、自分の判断で登山計画をたてて下さい。遭難した場合、捜索が速やかにできるよう登山計画書を登山口で提出して下さい。各登山口にボックスがあります。山小屋でも受け付けます。この南アルプスNETから山梨県警察本部のホームページにリンクすれば、インターネットでも登山届を出すことができます。個人の責任でしっかりとした計画をたて、安全で楽しい登山ができるようお祈りします。