【参考タイム】 | |||||||||
|
|||||||||
(広河原から約3時間、下り約1時間半) ここは小太郎尾根の東面中腹に開けた平地で、小さな池(白根御池)がある。小屋は1999年4月の雪崩で壊され、仮小屋で営業していたが、2006年から新築オープン。キャンプ指定地でもある。池から南を望むとバットレスと八本歯の稜線が荒々しく迫ってくる。ここから大樺沢二俣への登山道があり、樹林の中を下り気味に約40分で着く。 池の背後、帯状に延びた草付きの急斜面に付けられた登山道を登る。小石がごろごろして歩きにくい。ダケカンバ、ミヤマハンノキなどの背丈が低くなり、ハイマツが現われると展望が開ける。左から大樺沢二俣からの登山道が合流する辺りからは、シナノキンバイの大群落があり、7月中旬には黄色の花で覆われる。急な登りを終えると小太郎尾根の稜線に飛び出す。 (白根御池小屋から約2時間半、下り約1時間半)
北には甲斐駒ケ岳や鳳凰山、八ケ岳、南に北岳、富士山が姿を見せている。南へ北岳肩の小屋を目指す。小ピークを越えたり巻いたりの意外と手間がかかる登りが続く。シオガマ類が目だつ。ライチョウが見られる稜線でもある。急な坂を登ると肩の小屋が建つ台地に出る。小屋は標高3,000メートル。北岳の左に端正な姿の富士山がある。小屋から一段下がった平地がキャンプ地になっている。 (小太郎尾根に出た所から約30分。下り約20分) 小屋からは広い斜面を行く。右から両俣からのコースが合流し、稜線の西斜面を登り、北峰の裾を巻いて最後の登りになる。山頂は思っているより広い。日本第2位の高峰にふさわしく360度の展望が楽しめる。 (北岳肩の小屋から約50分。下り約40分) |
|||||||||
※注意 紹介した登山コースは、あくまで参考です。コースタイムは人によって違いますし、登山道も変化があります。登山前にガイドブックや登山記録を調べ、自分の判断で登山計画をたてて下さい。遭難した場合、捜索が速やかにできるよう登山計画書を登山口で提出して下さい。各登山口にボックスがあります。山小屋でも受け付けます。この南アルプスNETから山梨県警察本部のホームページにリンクすれば、インターネットでも登山届を出すことができます。個人の責任でしっかりとした計画をたて、安全で楽しい登山ができるようお祈りします。 |