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北沢峠
標高2030メートル。南アルプス甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳の間にあるあん部で山梨、長野の県境。
長い自然保護論争を経て1979(昭和54)年、山梨県芦安村(現・南アルプス市)広河原から峠を通って長野県長谷村(現・伊那市)をつなぐ南アルプス林道が開通した。両村が峠折り返しのバスを季節運行している。
昔から峠を越えて生活交流があり、近代登山が始まってからは南アルプス北部の登山拠点として親しまれてきた。ここに山小屋を建て案内人として活躍した竹沢長衛の名を忘れてはならない。峠の名前は野呂川北沢からつけられた。=【写真】北沢峠(正面の林の中に「北沢峠 こもれび山荘」)