南アルプスの四季伝える 南アで白籏さんと「白い峰」写真展
雄大な自然45点紹介
大月市出身の山岳写真家、白籏史朗さん(85)の写真などを展示した「南アルプス 白籏史朗の世界と『白い峰』写真展」(南アルプス市主催、山梨日日新聞社、山梨放送共催)が16日、南アルプス市芦安山岳館で始まった。四季折々の風景を写した45点を展示。雄大な南アルプスの山々の魅力を伝えている。
南アルプス市制施行15周年と南アルプスユネスコエコパーク登録4周年を記念して開催。高山植物が写る「中白峰の夏、間ノ岳近し」をはじめとして、南アルプスで写した作品18点が出展されている。
会場には、白籏さんが会長を務める山岳写真の会「白い峰」の会員の作品27点も展示。昨年9月に亡くなった芦安山岳館初代館長の塩沢久仙さんを追悼したコーナーも設けられている。
16日はオープニングセレモニーが開かれ、参加者約80人が企画展の開幕を祝った。白籏さんは「日本を代表する南アルプスは私の命そのもの。愛情を持って長年足を運んできた。雄大な山々の魅力を感じてほしい」と話している。
会期は来年3月12日まで。入館料は中学生以上500円、小学生は250円。午前9時~午後5時。水曜休館(7月16日~8月31日は無休)。問い合わせは同山岳館、電話055(288)2125。
【写真】白籏史朗さんが撮影した山岳写真などに見入る来場者=南アルプス市芦安山岳館
(山梨日日新聞 2018年6月17日付)