2016.1.29
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登山計画の受理倍増 県警昨年 3万3410件、サイト利用も
山梨県警は27日、昨年1年間の登山計画書の受理件数が3万3410件だったと発表した。2014年の2倍となり、県警はウェブサイト「コンパス」を通じて提出できるようになったことや、御嶽山の噴火災害などを受けた安全登山に対する意識の高まりが影響したとみている。
県警地域課によると、昨年1年間の登山計画書の受理件数のうち、県警本部が5916件で前年より811件(15.9%)増え、各警察署が2万4009件で1万1594件(93.4%)増加した。昨年5月から始まった「コンパス」を通じた計画書の受理は3485件だった。
県警は、登山口で計画書の提出を促す啓発活動を実施してきた。同課は「依然として登山口で計画書を作成する登山者の姿が見られる。計画書は安全に登山するために欠かせないもの。事前に作成して登山してほしい」と呼び掛けている。
一方、昨年1年間に発生した山岳遭難は前年より3件減の107件。遭難者数は前年より3人少ない124人で、このうち110人が県外からの登山者だった。遭難の原因は滑落が35件と最も多く、次いで転倒が28件、道迷いが22件、発病が6件など。
死者数は前年から6人増の25人で、平成に入って最多。このうち21人が40歳以上だった。
(山梨日日新聞 2016年1月28日付)
県警地域課によると、昨年1年間の登山計画書の受理件数のうち、県警本部が5916件で前年より811件(15.9%)増え、各警察署が2万4009件で1万1594件(93.4%)増加した。昨年5月から始まった「コンパス」を通じた計画書の受理は3485件だった。
県警は、登山口で計画書の提出を促す啓発活動を実施してきた。同課は「依然として登山口で計画書を作成する登山者の姿が見られる。計画書は安全に登山するために欠かせないもの。事前に作成して登山してほしい」と呼び掛けている。
一方、昨年1年間に発生した山岳遭難は前年より3件減の107件。遭難者数は前年より3人少ない124人で、このうち110人が県外からの登山者だった。遭難の原因は滑落が35件と最も多く、次いで転倒が28件、道迷いが22件、発病が6件など。
死者数は前年から6人増の25人で、平成に入って最多。このうち21人が40歳以上だった。
(山梨日日新聞 2016年1月28日付)