2015.12.16 News /

南アトンネル 本線、来秋から掘削

 JR東海は15日、リニア中央新幹線計画で18日に早川町内で着工する南アルプストンネル山梨工区について環境保全策や工事概要を文書でまとめ、山梨県など関係自治体に送付した。

 山梨県から静岡県を経て長野県南部に至る約25キロの南アルプストンネルのうち、工事を始める山梨工区は早川町内を通る約7.7キロの区間。JR東海は10、11月に同町民を対象に工事概要や環境保全策を説明していて、同様の内容の文書を県や市町村に送るとともに、同社ホームページでも公表した。

 文書には、大まかな工事スケジュールや残土の搬入先などを明記している。計画によると、起工式後、資材置き場の整備に入り、来年3月から非常口となる作業用トンネル(2.5キロ)を掘り、来年秋からは本線トンネルを掘削し、工期は2025年秋までを予定している。

 (山梨日日新聞 2015年12月16日付)

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