2015.9.10
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県内山岳遭難、11件増加 7~8月 南アルプス、24件で最多
県警は夏季(7月1日から8月31日)の山岳遭難と水難事故の発生状況をまとめた。山岳遭難は34件発生し、昨年に比べ11件増えた。死者は6人(昨年比2人増)、けが人は21人(同10人増)だった。水難事故は9件起き、1人が死亡、10人がけがを負った。
地域課によると、期間中に発生した山岳遭難の原因は滑落.転落が13件で最も多く、次いで転倒が10件、道迷いと疲労・発病が5件ずつ、日没が1件だった。11件は単独登山だった。
遭難者37人の内訳は男性が25人で女性は12人。年齢層は40~80代の中高年が30人で全体の81.1%を占めた。山岳別では南アルプスが昨年より11件多い24件で最も多く、大菩薩・道志山系と富士・御坂山系が各4件、八ケ岳・秩父山系が2件だった。
同課は「昨夏は南アルプスの登山口・広河原への道路が土砂崩れで通行止めになり、今夏に南アルプスへの登山者が集中した」と分析。体力不足が原因で遭難する中高年が目立つことから、同課は「体力に合わせた登山を心掛けてほしい」としている。
一方、水難事故は昨年より1件少ない9件だった。水上バイク同士の衝突事故など4件が水上バイクに絡んだ事故で、4件で7人がけがを負った。本栖湖では遊泳中に溺れた中学3年の男子生徒が死亡した。
(山梨日日新聞 2015年9月10日付)
地域課によると、期間中に発生した山岳遭難の原因は滑落.転落が13件で最も多く、次いで転倒が10件、道迷いと疲労・発病が5件ずつ、日没が1件だった。11件は単独登山だった。
遭難者37人の内訳は男性が25人で女性は12人。年齢層は40~80代の中高年が30人で全体の81.1%を占めた。山岳別では南アルプスが昨年より11件多い24件で最も多く、大菩薩・道志山系と富士・御坂山系が各4件、八ケ岳・秩父山系が2件だった。
同課は「昨夏は南アルプスの登山口・広河原への道路が土砂崩れで通行止めになり、今夏に南アルプスへの登山者が集中した」と分析。体力不足が原因で遭難する中高年が目立つことから、同課は「体力に合わせた登山を心掛けてほしい」としている。
一方、水難事故は昨年より1件少ない9件だった。水上バイク同士の衝突事故など4件が水上バイクに絡んだ事故で、4件で7人がけがを負った。本栖湖では遊泳中に溺れた中学3年の男子生徒が死亡した。
(山梨日日新聞 2015年9月10日付)