2014.11.12
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アヤメ平、市が木道 南アルプス・櫛形山 約1キロ 保全と散策両立へ
南アルプス市は、櫛形山のアヤメ平に「木道」と呼ばれる木でできた道の整備を進めている。ハイキングに訪れた人が道を外れてアヤメなどの植物が踏み固められることを防ぐことなどが狙い。5年後までに約1キロを整備する。
アヤメ平は標高約1900メートルに位置し、南アルプスの国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域(エコパーク)の自然との共生を目指す「緩衝地域」に当たる。
櫛形山はかつて「東洋一」と呼ばれるアヤメ群生地だったが、ニホンジカやイノシシなどの食害や踏み荒らしによってほとんどのアヤメが咲かなくなってしまった。しかし、現在は防護ネットを設置するなどして群生が復活し始めている。
木道は幅約70センチ。土を踏み固めないように土台を設け、地上から約15センチ高い位置に設置した。途中には、幅が2メートルの箇所も設け、ハイカーの行き違いができるようにする。本年度は約350万円の事業費を掛けて、約50メートルを整備する。
将来的には裸山エリアにも木道を整備する方針で、市観光商工課は「自然を守りながら多くの人にハイキングを楽しんでもらえる木道にしていきたい」と話している。
【写真】南アルプス市が整備を進めている木道=櫛形山アヤメ平
(山梨日日新聞 2014年11月12日付)
アヤメ平は標高約1900メートルに位置し、南アルプスの国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域(エコパーク)の自然との共生を目指す「緩衝地域」に当たる。
櫛形山はかつて「東洋一」と呼ばれるアヤメ群生地だったが、ニホンジカやイノシシなどの食害や踏み荒らしによってほとんどのアヤメが咲かなくなってしまった。しかし、現在は防護ネットを設置するなどして群生が復活し始めている。
木道は幅約70センチ。土を踏み固めないように土台を設け、地上から約15センチ高い位置に設置した。途中には、幅が2メートルの箇所も設け、ハイカーの行き違いができるようにする。本年度は約350万円の事業費を掛けて、約50メートルを整備する。
将来的には裸山エリアにも木道を整備する方針で、市観光商工課は「自然を守りながら多くの人にハイキングを楽しんでもらえる木道にしていきたい」と話している。
【写真】南アルプス市が整備を進めている木道=櫛形山アヤメ平
(山梨日日新聞 2014年11月12日付)