2014.9.11 News /

南アルプス市 エコパークの日制定へ 「6月11日」構成市町村に提案

 6月11日を「南アルプスエコパークの日」に-。南アルプス市は、南アルプスが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録されたことをPRしようと、記念日の制定を関係市町村に呼び掛ける。6月11日はエコパークに決まった日。

 南アルプスはエコパークに登録されたものの、市の受け止めは「富士山の世界文化遺産に比べ、住民に知られていない」(担当者)。「南アルプスユネスコエコパークの日」を設けて知名度アップを図ろうと、山梨、長野、静岡3県の10市町村でつくる南アルプス世界自然遺産登録推進協議会に提案することにした。

 南アルプス市の中込博文市長は10日、市議会の答弁で「住民への認知度は依然低いのが現状。登録された6月11日を『ユネスコエコパークの日』として構成市町村に提案し、普及と啓発に努めたい」と述べた。

 記念日にどのようなイベントを開催するかは未定で、今後検討していくという。

 「南アルプスユネスコエコパーク」は、南アルプス市と早川町の全域、韮崎市、北杜市の一部と長野、静岡県の計10市町村にまたがっている。

 世界文化遺産の富士山は、山梨、静岡の両県が2月23日を「富士山の日」に制定。それぞれ多くの関連イベントを開催している。

 (山梨日日新聞 2014年9月11日付)

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