2014.7.12 News /

南アの林道で再崩落の恐れ 県が亀裂確認

 南アルプス市芦安芦倉の林道南アルプス線で8日に起きた土砂崩落で、山梨県は10日、崩落箇所の近くで亀裂を確認したと発表した。林道は現在、通行止めになっているが、県は再び崩落する恐れがあるとして、現場の状況を詳しく調べ対応を検討する。

 県治山林道課によると、土砂崩落は8日に夜叉神ゲートから広河原方面へ約6キロの地点で発生。高さ約40メートルの斜面から縦約20メートル、幅約4メートルにわたって崩れ落ちた。9日に現場を調べたところ、崩落箇所の周辺で複数の亀裂が見つかったという。

 県は台風8号通過後に再崩落の危険のある現場を詳しく調査。亀裂の周辺は土砂が不安定な状況になっているため、人為的に崩すことも含めて対策を検討する。同課は「早めに安全を確保し、早期の通行止め解除を目指す」としている。

(山梨日日新聞 2014年7月11日付)

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