南アルプス エコパーク前進に喜び 地元 環境悪化懸念の声も
南アルプスの生物圏保存地域(エコパーク)登録について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国際諮問委員会が登録が適当と勧告、登録が実現する見通しとなったことに、地元関係者から喜びの声が上がった。一方、登山者の増加による環境悪化を懸念する声もあり、対策の強化を求める意見も聞かれた。
南アルプス周辺の観光業関係者には、エコパーク登録へ大きく前進したとの受け止め方が広がった。早川町観光協会の深沢雄二会長は「ユネスコエコパークをブランドとして、町に多くの観光客が来てくれればいい」と期待した。
韮崎市のNPO法人甘利山倶楽部の清水一理事長は「登録が見通せるようになったのは、とても喜ばしい。エコパークに登録されれば注目度が高まり、甘利山を含めた南アルプスの自然保護活動に弾みがつく」と語った。
一方、環境保全策の強化を求める声も。清水理事長は「登山客の増加は、自然環境の悪化につながりかねない。自然を守っていくことの大切さをどう理解してもらうか、対策を考える必要がある」と指摘した。
(2014年4月26日付 山梨日日新聞)
南アルプス周辺の観光業関係者には、エコパーク登録へ大きく前進したとの受け止め方が広がった。早川町観光協会の深沢雄二会長は「ユネスコエコパークをブランドとして、町に多くの観光客が来てくれればいい」と期待した。
韮崎市のNPO法人甘利山倶楽部の清水一理事長は「登録が見通せるようになったのは、とても喜ばしい。エコパークに登録されれば注目度が高まり、甘利山を含めた南アルプスの自然保護活動に弾みがつく」と語った。
一方、環境保全策の強化を求める声も。清水理事長は「登山客の増加は、自然環境の悪化につながりかねない。自然を守っていくことの大切さをどう理解してもらうか、対策を考える必要がある」と指摘した。
(2014年4月26日付 山梨日日新聞)