北岳、34センチ高くなりました 国土地理院の新測量 標高3193.32メートルに
富士山、ちょっとだけ低く-。国土地理院の測量方法の変更に伴い、富士山の標高が12センチ低くなったことが27日、分かった。国土地理院は標高をメートル単位で表記すると定めており、小数点1位を四捨五入して3776メートルであることに変わりはない。
国土地理院によると、これまでは基準となる三角点との距離や角度を元に標高を測る三角測量で計測していたが、本年度の調査ではより正確に計測できる衛星即位システムを使い、再調査した。
この結果、標高が全国1位の富士山は3776.15メートルで、1926(大正15)年の前回調査から12センチ低くなった。2位の北岳はこれまでより34センチ高くなり3193.32メートルだった。
一方、間ノ岳(あいのだけ・南アルプス市、早川町、静岡市)は3189.13メートルから3189.87メートルになり、表記上の標高はこれまでより1メートル高い3190メートルに。3位の奥穂高岳(長野県、岐阜県)と並んだ。奥穂高岳は三角点がなく、センチ単位で比較できないという。
南アルプスの形成を研究している山梨県立大の輿水達司特任教授は「南アルプスは年間数ミリの隆起を続けていて、数百年後には、間ノ岳が単独3位の高い山になる可能性が高い」と話している。
(2014年3月28日付 山梨日日新聞)
富士山、間ノ岳の標高を訂正 国土地理院
国土地理院は4月1日、測量方法の変更に伴い3776.15メートルとしていた富士山の標高が、3センチ低い3776.12メートルだったと訂正した。間ノ岳の標高は37センチ低い3189.50メートルとした。ともにメートル単位の表記は変わらない。
同院は測量方法の変更に伴い、全国87の山の標高を変更。同院はこれまでの取材に、富士山などのセンチ単位の標高を説明していたが、その際のデータが正しくなかったいう。
メートル単位の表記は小数点1位が四捨五入されるため、間ノ岳は3190メートルで奥穂高岳と並んで全国3位であることは変わらない。
(2014年4月2日付 山梨日日新聞)
国土地理院によると、これまでは基準となる三角点との距離や角度を元に標高を測る三角測量で計測していたが、本年度の調査ではより正確に計測できる衛星即位システムを使い、再調査した。
この結果、標高が全国1位の富士山は3776.15メートルで、1926(大正15)年の前回調査から12センチ低くなった。2位の北岳はこれまでより34センチ高くなり3193.32メートルだった。
一方、間ノ岳(あいのだけ・南アルプス市、早川町、静岡市)は3189.13メートルから3189.87メートルになり、表記上の標高はこれまでより1メートル高い3190メートルに。3位の奥穂高岳(長野県、岐阜県)と並んだ。奥穂高岳は三角点がなく、センチ単位で比較できないという。
南アルプスの形成を研究している山梨県立大の輿水達司特任教授は「南アルプスは年間数ミリの隆起を続けていて、数百年後には、間ノ岳が単独3位の高い山になる可能性が高い」と話している。
(2014年3月28日付 山梨日日新聞)
富士山、間ノ岳の標高を訂正 国土地理院
国土地理院は4月1日、測量方法の変更に伴い3776.15メートルとしていた富士山の標高が、3センチ低い3776.12メートルだったと訂正した。間ノ岳の標高は37センチ低い3189.50メートルとした。ともにメートル単位の表記は変わらない。
同院は測量方法の変更に伴い、全国87の山の標高を変更。同院はこれまでの取材に、富士山などのセンチ単位の標高を説明していたが、その際のデータが正しくなかったいう。
メートル単位の表記は小数点1位が四捨五入されるため、間ノ岳は3190メートルで奥穂高岳と並んで全国3位であることは変わらない。
(2014年4月2日付 山梨日日新聞)