2014.2.26 News / その他 /

高い気温、雪崩パトロール強化

 気温の上昇を受け、山梨県内の自治体が雪崩への警戒を強めている。市町村は職員が地域をパトロールしたり、住民から寄せられた情報をもとに現地調査したりして、危険箇所の確認を進めているが、記録的な大雪で道が雪に閉ざされ、危険度の実態把握が難しい地域もある。雪崩に関する調査自体が初めての経験という職員も少なくなく、「危険性を見極めるのは難しく、とにかく住民に注意を呼び掛けるしかない」との声が漏れる。

 このうち、芦安地区全域で雪崩の危険性が指摘されている南アルプス市は防災無線で注意を呼び掛けているほか、芦安窓口サービスセンターの職員が地域を巡回している。ただ雪崩が発生する可能性があるエリアは同地区全体に広がっていて、市の担当者は「住民が各自で雪崩を警戒し、急傾斜地に近づかないなどの安全対策を取るように促すしかない」と話した。

 (山梨日日新聞 2014年2月26日付)

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