2012.12.04 News /

北岳遭難救助に貢献 9人1団体に感謝状

  南アルプス・北岳の山岳遭難事故で救助活動に貢献したとして、南アルプス署(松原茂雄署長)は11月27日、北岳周辺の山小屋関係者や北岳山荘など9人1団体に感謝状を贈った=写真。
 
 同署によると、今シーズン(6月25日~10月末日)の山岳遭難事故件数は14件(死亡2人、重軽傷12人)。山小屋関係者は、遭難事故発生時に現場付近の気象や地形などの情報収集を的確に行い、ヘリコプターのピックアップ場所まで背負って搬送。迅速な救助活動に貢献した。
 
 南アルプスの山岳遭難防止に向けて活動する「大久保基金の会」の清水准一会長は、松原署長から感謝状を受け取り「署と連携した救助活動ができていることに感謝している」と述べた。一方で、「地図が読めず、霧が出ると道に迷ってしまう登山者が多かった。未然防止に向けた活動にも力を入れていきたい」と課題を話した。

 (2012年12月4日付 山梨日日新聞)

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