2012.8.08 News / その他 /

山梨県内山岳遭難 5件増の29件 上半期まとめ

 山梨県警がまとめた今年上半期の山岳遭難の発生件数は、昨年同期より5件多い29件だった。遭難者は34人で8人増加し、死者は8人で2人増えた。40歳以上の中高年者の遭難は7割近くに上り、県警は富士山や南アルプスに臨時警備派出所を開設して安全な登山を呼び掛けている。

 県警地域課によると、上半期に発生した遭難の原因は、滑落・転落が12件と最も多く、次いで道迷いが8件、疲労・発病が5件、転倒とその他が各2件だった。単独登山は11件あった。

 遭難者34人のうち、男性は23人で女性は11人。年齢層でみると、60歳以上が12人、30代と40代が6人、50代が5人、20代が4人、20歳未満が1人で、50歳以上が50%、40歳以上は67.6%を占めた。負傷者は昨年同期より7人少ない9人だった。

 山岳別では秩父山系が11件、大菩薩山系が6件、南アルプスが5件、富士山と御坂山系が各3件、八ケ岳が1件だった。

 (2012年8月8日付 山梨日日新聞)

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