南アルプスの山岳信仰解説 韮崎で講座
南アルプス世界自然遺産登録山梨県連絡協議会は19日、韮崎市役所で「南アルプス学講座」を開いた。
南アルプスの世界自然遺産登録を目指した活動の一環で、この日の講座は2回目。県山岳連盟名誉会長の高室陽二郎さんが「甲斐駒ケ岳、鳳凰、北岳の山岳信仰について」と題して講演し、約70人が話を聴いた。
登山が修験道を通して広まったことを解説。南アルプス・甲斐駒ケ岳への登山道「黒戸尾根」が修験者によって開かれ、100体以上の石像が残ることも紹介した。
山が昔から人間の生活に深く関わってきたことについても触れ、「人間は山の恵みを受けて生活してきた。農耕民族だった日本人にとって生活に密着した存在だった」と説明した。
同講座は今後、来年3月までの間に学識経験者や山岳関係者らを招いて8回開く。
【写真】南アルプスの山岳信仰について語る高室陽二郎さん=韮崎市役所
(2011年11月20日付 山梨日日新聞)
南アルプスの世界自然遺産登録を目指した活動の一環で、この日の講座は2回目。県山岳連盟名誉会長の高室陽二郎さんが「甲斐駒ケ岳、鳳凰、北岳の山岳信仰について」と題して講演し、約70人が話を聴いた。
登山が修験道を通して広まったことを解説。南アルプス・甲斐駒ケ岳への登山道「黒戸尾根」が修験者によって開かれ、100体以上の石像が残ることも紹介した。
山が昔から人間の生活に深く関わってきたことについても触れ、「人間は山の恵みを受けて生活してきた。農耕民族だった日本人にとって生活に密着した存在だった」と説明した。
同講座は今後、来年3月までの間に学識経験者や山岳関係者らを招いて8回開く。
【写真】南アルプスの山岳信仰について語る高室陽二郎さん=韮崎市役所
(2011年11月20日付 山梨日日新聞)