南アルプスを世界自然遺産に 推進協、民主県連へ要望

　山梨、長野、静岡３県の市町村長や議長らでつくる南アルプス世界自然遺産登録推進協議会は８日、南アルプスの世界自然遺産登録に向けた要望書を民主党山梨県連へ提出した。

　要望は、（１）南アルプス地域における高山植物などの被害対策の実施（２）南アルプス国立公園の公園区域と公園計画の見直し（３）ユネスコ・エコパーク（生物圏保存地域）の新規登録の推進と周知－など。同協議会副会長の中込博文南アルプス市長、同委員の横内公明韮崎市長、辻一幸早川町長らが甲府市の民主党県連事務所を訪れ、樋口雄一幹事長らに要望書を渡した。

　同協議会は、南アルプスの世界自然遺産登録に向けて専門家と連携した調査研究や、環境保全に向けた対策を進めていて、今後も関係機関への要望活動を継続していく。

　（2011年9月14日付　山梨日日新聞）