5年ぶり「まいもん朝市」南アで2月 石川・穴水産カキ販売

 南アルプス市と石川県穴水町の物産交流事業などを行う「南アルプス市八田能登穴水町交流事業実行委員会」(穴水三千広会長)は来年2月、交流事業「かきまつり・まいもん朝市」を開く。市と姉妹都市関係にある穴水町産のカキを販売する恒例行事だったが、新型コロナウイルス感染拡大や能登半島地震の影響で中止が続いていた。通常開催は約5年ぶりとなる。
 かきまつりは、町の特産品販売を通じた交流促進を目的に1994年度から開催。養殖されたカキのほか、サザエや魚の干物などの海産物を販売したり、その場で焼いて食べられるようにしたりして、大勢の人でにぎわってきた。
 2020~22年はコロナ禍で見送られ、23年2月に規模を縮小して実施。今年2月の通常開催を予定していたが、1月の能登半島地震で行き来が困難となり、カキも出荷できないことから中止となった。
 かきまつりは来年2月22日午前10時~午後2時、同市徳永のハッピーパークで開く。実行委の担当者は「震災を機に市と穴水町が姉妹都市であることを再認識した人が多いはず。来県した町民にたくさん声をかけてほしい」と話している。
 姉妹都市は旧八田村に穴水姓が全国で一番多かった縁で1993年に両町村が締結。南アルプス市発足後も関係が継続している。

(山梨日日新聞 2024年12月17日掲載)

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