住民や子ども制作 精巧な「切子」奉納 南ア・沢登六角堂

 南アルプス市沢登の伝統行事「沢登六角堂切子祭典」が13日開かれ、精巧な切り紙細工「切子」が同所の沢登六角堂に奉納された。
 切子は和紙を重ねて「つきのみ」と呼ばれる刃物で図柄や模様を彫った伝統工芸で、300年以上前から伝わる。地元住民でつくる「沢登切子保存会」(名取守会長)のメンバーや豊小の児童、巨摩高の生徒らが制作した54点を奉納。神仏や富士山、アニメキャラクターなどの細工がある切子が展示され=写真、来場者が見入っていた。
 祭典では、法被を着た子どもたちが「わっしょい!」の掛け声とともにみこしを担いで地区を練り歩いたほか、民踊踊りや大道芸などもあった。

(山梨日日新聞 2024年10月19日掲載)

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