精巧な切子40点 出来栄えを審査

 南アルプス市沢登の伝統行事「沢登六角堂切子祭典」が13日、同所の沢登六角堂で開かれる。地元住民でつくる「沢登切子保存会」(名取守会長)は12日、精巧な切り紙細工「切子」の審査会を開いた=写真。
 切子は和紙を重ねて「つきのみ」と呼ばれる刃物で図柄や模様を彫った伝統工芸で、300年以上前から伝わる。保存会顧問4人は神仏や武将、富士山などの細工がある40点について、3原則(麻の葉、格子、六角)の模様などを審査した。
 展示は13日午後1~8時半。祭典では子どもみこしや大道芸、民謡踊りなども開催する。保存会は六角堂修繕のための寄付金を募る。

(山梨日日新聞 2024年10月13日掲載)

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