クレソン栽培生きがいに 南ア・芦安の老人クラブが取り組み 地域おこしにもひと役
南アルプス・芦安地区の老人クラブ「北岳健康クラブ芦安連合会」(森本今朝盛会長)は、クレソン栽培に取り組んでいる。南アルプスの山々のふもとに位置する山岳観光地に特産品をつくろうと、遊休農地の開墾から収穫、販売まで一丸となって活動。メンバーはクレソン栽培を高齢者同士の交流の場とするだけでなく、観光振興や地域活性化につなげていく考えだ。
同会は地域の70~90代の約100人で構成。メンバーの生きがいづくりや遊休農地の解消、地域おこしなどを目的に農作業に取り組むことにした。クレソンは、きれいな水があるという地域の特性に合うことなどから選んだ。
メンバーは2008年7月、地域の遊休農地を協力して開墾。その後、畑近くからわき出る水を引いて栽培環境を整えたほか、鳥獣害対策の柵や防護ネットも手作りした。地域内にはクレソンが自生していて、その一部を畑に移して増やし始めた。現在は、約90平方メートルの畑で、芦安産のほか、クレソンの産地・道志村で譲り受けたものも栽培。年に5回程度収穫し、地域の施設や住民らに安価で販売しているほか、地域内のイベントなどでもPRしている。
今後は、栽培面積の拡大や集客施設などでの販売を検討していく方針。森本会長は「メンバー同士で楽しく作業を続ける中で、地域振興にも貢献できる取り組みにしていきたい」と話している。
【写真】クレソンを収穫するメンバー=南アルプス市芦安安通
(2010年11月26日付 山梨日日新聞)
同会は地域の70~90代の約100人で構成。メンバーの生きがいづくりや遊休農地の解消、地域おこしなどを目的に農作業に取り組むことにした。クレソンは、きれいな水があるという地域の特性に合うことなどから選んだ。
メンバーは2008年7月、地域の遊休農地を協力して開墾。その後、畑近くからわき出る水を引いて栽培環境を整えたほか、鳥獣害対策の柵や防護ネットも手作りした。地域内にはクレソンが自生していて、その一部を畑に移して増やし始めた。現在は、約90平方メートルの畑で、芦安産のほか、クレソンの産地・道志村で譲り受けたものも栽培。年に5回程度収穫し、地域の施設や住民らに安価で販売しているほか、地域内のイベントなどでもPRしている。
今後は、栽培面積の拡大や集客施設などでの販売を検討していく方針。森本会長は「メンバー同士で楽しく作業を続ける中で、地域振興にも貢献できる取り組みにしていきたい」と話している。
【写真】クレソンを収穫するメンバー=南アルプス市芦安安通
(2010年11月26日付 山梨日日新聞)