南ア公園線 土砂崩れ 芦安で通行止め7.6キロ

 山梨県は5日、南アルプスの玄関口・広河原に通じる南アルプス市芦安芦倉の県道南アルプス公園線で、3日に土砂崩れが起きたことを明らかにした。同日午前8時半ごろから、同所の野呂川橋-荒川橋北の約7・6キロを通行止めにした。19日ごろの復旧を目指している。
 県峡南建設事務所によると、3日午前8時10分ごろ、土砂が道をふさいでいると、路線バスの運転手から連絡があった。土砂は幅約4~5メートル、長さ約20メートル、高さ約20~30センチにわたって崩れていた。
 事務所は3日午前中に土砂を撤去し、のり面に土砂崩れ防止のネットや支柱を設置した後に通行止めを解除するとしている。資材調達に時間を要するため、解除は19~22日ごろとなる見通し。
 通行止めとした区間はマイカー規制中で、一般車両は通行できない。県南アルプス観光振興室によると、土砂崩落前は路線バスが運行していたが、現在は運休している。県はホームページで通行止めを周知し、通行可能な林道南アルプス線(夜叉神-広河原)への迂回を促している。

(山梨日日新聞 2024年7月6日掲載)

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