芦安鉱山の歴史後世へ 29日に探索 坑道や集落跡を観察、調査
南アルプス市芦安地区に勤める公務員や教職員らでつくる「芦安山と出湯を愛する会」は29日、半世紀以上前に閉山した芦安鉱山の探索を行う。かつて多くの人が生活し、銅、金の産出などで活気にあふれた鉱山地区だが、近年は、ほとんど人が訪ねることはないという。今回の探訪で現在の様子を知り、写真などを通じて鉱山の歴史と現在を伝えていく。
芦安鉱山は旧芦安村のドノコヤ峠西側の山腹にあり、1914年に開鉱。六つの坑道があり、金などを産出した。ピーク時は鉱山地区の人口は250人を超え、小学校の分校もあった。しかし、終戦後は採算が取れなくなり、56年に閉山した。
同会は、芦安地区の歴史や文化を知ろうと、鉱山の探索を計画。現地では坑道や集落跡を観察し、調査する。下山後は、芦安窓口サービスセンターで、当日撮影した写真などを交えながら、歴史や現状を伝える企画展を計画。子どもたちに鉱山を伝える機会を設けていく考えだ。
(2010年5月26日付 山梨日日新聞)
芦安鉱山は旧芦安村のドノコヤ峠西側の山腹にあり、1914年に開鉱。六つの坑道があり、金などを産出した。ピーク時は鉱山地区の人口は250人を超え、小学校の分校もあった。しかし、終戦後は採算が取れなくなり、56年に閉山した。
同会は、芦安地区の歴史や文化を知ろうと、鉱山の探索を計画。現地では坑道や集落跡を観察し、調査する。下山後は、芦安窓口サービスセンターで、当日撮影した写真などを交えながら、歴史や現状を伝える企画展を計画。子どもたちに鉱山を伝える機会を設けていく考えだ。
(2010年5月26日付 山梨日日新聞)