2010.5.25 News / その他 /

観光フェスで環境PR 来月6日、南ア市 エコトマト販売、水力発電紹介…

 南アルプス市は、6月6日に市櫛形総合公園で開く「フルーツ山麓フェスティバル」で、地球温暖化対策の取り組みをPRする。剪定(せんてい)枝で作ったペレットを燃料にハウス栽培した「エコトマト」を販売するほか、水力発電などのエコ事業を紹介していく。

 フェスティバルは、毎年県内外から1万人以上が訪れる人気イベント。会場の一角にブースを設け、全国各地の観光客らに市のエコに関する取り組みを周知し、普及啓発につなげる。

 当日は、重油など化石燃料の代わりにペレットを使用することで、二酸化炭素(CO2)排出量を抑えることができるとされるエコトマトを約80キロ用意。生産までの流れを職員が説明し、環境に配慮した農産物として売り込む。

 また、昨年8月の衆院選開票作業に絡み購入したグリーン電力証書も掲示。照明やパソコンなど作業で使用した電力に自然エネルギーを使用しているとみなすもので、参加者にPRする。2月から稼働した「金山沢川水力発電所」や、職員が環境対策に取り組む行動指針「グリーンマニフェスト」の関連品も展示して環境意識の向上につなげる。

 会場には、県が導入した二酸化炭素を排出しない燃料電池自動車も借り受けて展示するという。

 市地球温暖化対策室は「さまざまな企画で、参加者の環境に対する関心を高めていきたい」としている。

(2010年5月25日付 山梨日日新聞)

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