伊奈ケ湖の森に「秘密基地」２０日まで展示

大工と子どもたちが完成させたツリーハウス＝南アルプス市上市之瀬

　南アルプス市内の大工や設計士らでつくる「南アルプス市若手大工の会」（小林孝一会長）が、同市上市之瀬の伊奈ケ湖周辺の森で、県内の大学生や小学生と一緒にツリーハウスの「秘密基地」を完成させた。２０日まで展示している。
　子どもたちにものづくりの楽しさを体験してほしいと企画し、小学３～６年や大学生ら約４０人が参加。市が管理する菖蒲池西側に生えるヒノキ３本を土台に、それぞれ間伐材を使ったツリーハウス３基を造った。
　９月のイベントで子どもたちがアイデアを出してデザイン案をまとめ、大工の会メンバーが準備した骨組みを元に完成させた。子どもたちはメンバーからのこぎりや電動工具の使い方を教えてもらいながら、ブランコやすべり台、テーブル、トンネルなどを備えた秘密基地を仕上げた。

(山梨日日新聞　2023年10月18日掲載)