北岳で遭難女性救助 重傷

　南アルプス市芦安芦倉の北岳で発生した山岳遭難で、南アルプス署は１９日、遭難した女性を救助した。女性は東京都千代田区の地方公務員（４５）で、尾骨を折るなど重傷。

　署によると、１８日午前１時ごろ、単独で入山。北岳、間ノ岳を登頂後に下山していたが霧で視界不良となり、午後１時５０分ごろ、八本歯のコル付近で約３００メートル滑落した。

　１１０番を受けた署は１８日の捜索を悪天候で中断。１９日午前４時ごろ、民間の救助隊がガレ場にいた女性を救助した。

(山梨日日新聞　2022年9月20日掲載)

北岳で女性道迷い、滑落

　１８日午後１時５５分ごろ、東京都の４０代女性から、南アルプス市芦安芦倉の北岳で道に迷い、滑落したと１１０番があった。南アルプス署の山岳救助隊や山小屋関係者が救助に向かっている。

　署によると、女性は北岳の八本歯のコルから下山中に道に迷ったとみられる。けがの有無は不明だが、女性は通報時に「頭を打った」と話したという。

(山梨日日新聞　2022年9月19日掲載)