2009.2.11
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県道南アルプス公園線沿いで土砂崩れ 身延
31日午前4時40分ごろ、身延町下山の県道南アルプス公園線沿いの斜面が崩れ、土砂などが道路をふさいでいるのを通行人が発見、110番通報した。県峡南建設事務所は、同県道の富士川クラフトパーク入り口と早川橋間の約2.5キロを全面通行止めにした。
現場は国道52号上沢交差点から早川町方面へ約1.2キロの地点。同事務所や南部署の調べによると、道路南側の斜面が幅約70メートル、高さ約30メートルにわたって崩れ、約2000立方メートルの土砂や木が道路(幅8.1メートル)を覆った。けが人などはいないという。
甲府地方気象台によると、身延町切石では30日午後3時ごろから断続的に雨が降り、31日午前5時までの総雨量は70ミリを観測。同事務所は、降雨で斜面の地盤が緩んだのが原因とみている。
一方、土砂が崩れた斜面の一部は崩落防止のモルタルが吹き付けられていた。同事務所は「15年ほど前に施工されていて、風化が進んでいた可能性もある」としている。
土砂の撤去作業は1日午前から開始するが、復旧の見通しは立っていない。早川町方面との行き来について、県などは国道52号飯富交差点につながる県道粟倉飯富線を迂回(うかい)するよう呼び掛けている。
【写真】山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)から
(2009年2月1日付 山梨日日新聞)