2008.7.14 News / 登山 / 人物・団体 /

登山の楽しみ多角的に紹介 山の博覧会開く 甲府

 日本山岳会山梨支部(古屋学而支部長)は12日、甲府・山梨学院メモリアルホールで、第4回山の博覧会「山を知ろう 山へ行こう」を開いた。登山エッセイストでシンガー・ソングライターのみなみらんぼうさんの講演などがあり、来場した約500人の登山愛好家らが聞き入っていた。

 みなみさんは「らんぼう流 登山術」と題し、アフリカのキリマンジャロやアルプスの高峰モンブランへの登山経験を交えて講演。山での出会いや感動に触れながら、「中学生の時に地図帳に赤丸を付けて思いをはせた『夢の旅』を、40を過ぎて実行できた。登山は一生の趣味となりうるもので、多くの人に楽しんでほしい」と語った。

 気象予報士の下山紀夫さんが登山に役立つ気象情報を、鹿屋体育大教授の山本正嘉さんは中高年登山者向けの体のトラブル予防法について、それぞれ紹介した。山岳映像「八ケ岳~100万年の奇跡に魅せられて」の上映や、同会員が撮影したヒマラヤや甲斐駒ケ岳など、国内外の山岳写真の展示もあった。

 10年前から山登りを始めたという甲府市の男性は「平地では味わえない出会いや感動には共感する部分があった。今年中に山梨百名山を制覇したい」と話していた。

【写真】講演するみなみらんぼうさん=甲府・山梨学院メモリアルホール

(2008年7月13日付 山梨日日新聞)

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