2021.7.23
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山岳遭難防止へ県警が街頭啓発
北岳や間ノ岳など南アルプス山系での山岳遭難を未然に防ごうと、県警地域課や南アルプス署など5署は22日、JR甲府駅など5カ所で、街頭キャンペーンをした。
梅雨明け後の4連休で多くの登山者が見込まれることから企画し、広河原や黒戸尾根登山口などで実施。JR甲府駅南口では、午前4時35分発の広河原行きのバスに乗車する登山者約80人に、甲府署員が「無理のない登山をしてください」などと声を掛けながら啓発グッズを配った。
県警地域課によると、2019年の夏山シーズンに県内では98件の山岳遭難が発生。そのうち、約半数の48件が南アルプス山系で起きているという。県警山岳警備安全対策隊の隊長は
「4連休中は多くの登山者が予想される。しっかりとした準備を整え、登山をしてほしい」と話した。
(山梨日日新聞 2021年7月23日掲載)