横断道、来月29日全通
山梨-静岡間 工事順調、前倒し
国土交通省は21日、中部横断自動車道の山梨-静岡間の最後の未開通区間である下部温泉早川インターチェンジ(IC)-南部IC間(13.2キロ)が、8月29日午後4時に開通すると発表した。開通により山梨、静岡両県庁間が約1時間35分で結ばれる。
国交省甲府河川国道事務所によると、当初は9月の開通を予定していたが、工事が順調に進んでいることもあり、開通が早まった。開通日の午前中には関係者によるテープカットや渡り初めをして開通を祝う予定という。
開通により、山梨県から清水港へのアクセスが向上し、桃やブドウなどの海外輸出が促進することや、沿線での新たな企業立地による地域雇用の創出などが期待できるという。また、富士山を囲む高速道路ネットワークが形成され、「山梨、静岡両県の観光の活性化が期待される」(同事務所担当者)という。
(山梨日日新聞 2021年7月22日掲載)