2021.4.30
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大型連休中の登山、遭難防止へ指導所
夜叉神で南ア署など
南アルプス署などは29日、大型連休に登山者の増加が見込まれることから、南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森登山口で山岳指導所を開設した。
署員や山岳遭難救助に当たる「大久保基金の会」の会員ら15人が参加。登山計画書の提出や装備品の点検を呼び掛けるチラシ入りのポケットティッシュを用意したが、29日は登山者の姿はなかった。山岳指導は5月2、4日にも行う。
県警によると、県内で昨年4~6月に発生した遭難事故は13件。このうち大型連休中(4月25日~5月6日)は3件で、1人が死亡している。
署山岳救助隊の増子剛史巡査部長は「新型コロナで久々に登山をする人も多く、自身の技術や体力に合わせた山選びが大切。山は気温が低く天候が急変することもあり、十分な装備で遭難防止に努めてほしい」と話していた。