2007.11.20 News / 自然文化 / 植物・樹木 /

アヤメ株激減で調査区画を設定 櫛形山

 南アルプス市はこのほど、櫛形山でアヤメ群落の株数が激減した原因の調査を進めるため、調査対象となる区画を現地に設定した。今後、専門家でつくる櫛形山アヤメ保全対策調査検討会が調査内容の詳細を決める。

 作業は、市職員や地元グループのメンバーら約30人が参加。群落のある櫛形山の裸山とアヤメ平で、2時間ほどかけて区画を設けた。

 裸山には10メートル四方の区画を4カ所に設置。動物の食害を防ぐために高さ2メートルのネットで囲ったり、ほかの植物を刈り取るなど、条件を変えてアヤメへの影響を調べる。

 一方、アヤメ平ではアヤメがほとんど確認できなかったため、現存するアヤメを保護する目的で、ネットで囲った25平方メートルと50平方メートルの2区画を設けた。調査は当面、裸山だけで行うことになる。

(2007年11月20日付 山梨日日新聞)

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