2020.9.24
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コロナ下、県内山岳遭難6割減
今年7、8月の山梨県内の山岳遭難件数は20件で、48件だった昨年同時期に比べて6割近く減少したことが県警への取材で分かった。県警地域課によると、例年山岳遭難が多発する南アルプス、富士山で遭難が大幅に減り、県東部の低山の遭難が増加した。
7、8月の遭難の内訳は死者2人(昨年同期比13人減)、重傷者2人(12人減)、軽傷者5人(4人減)。山系別では、県東部の大菩薩・道志山系が9件で前年から5件増加。秩父山系は7件(3件減)、御坂山系は1件(増減なし)、八ケ岳山系は1件(1件減)。新型コロナウイルスの影響で吉田口登山道を閉鎖した富士山はゼロ(3件減)、北岳に通じる登山道を通行止めにした南アルプス山系が2件(26件減)だった。
(山梨日日新聞 2020年9月24日掲載)