レンジャー大自然活写、芦安で写真展
南アルプス国立公園でのショットも
関東地方の国立公園などで活動する環境省のアクティブ・レンジャーが撮影した写真の作品展(環境省関東地方環境事務所主催)が、南アルプス市芦安芦倉の市芦安窓口サービスセンターで開かれている。昨夏に広河原で展示した作品28点に、南アルプス国立公園内の写真8枚を追加。生き生きとした動植物や美しい風景の写真が並び、来庁者を楽しませている。
管内の国立公園や国指定鳥獣保護区で働くレンジャー20人が、パトロール中に撮影したA3サイズの写真を展示。南アルプス自然保護官事務所のレンジャー本堂舞華さんは、昨夏に出品した観音岳と荒川岳に、栗沢山からの甲斐駒ケ岳や北岳のキタダケソウなどを追加した。
また、撮影した場所を示すマップのほか、キタダケソウやライチョウを紹介するパネルなどを、地域おこし協力隊員や集落支援員の協力で作成して展示。シカの食害やレンジャーの活動について紹介するコーナーもある。
本堂さんは「広河原は登山客や観光客が中心だったが、ここでは地元の皆さんに見てもらえる。窓口や郵便局を利用する際に、足を止めて眺めてほしい」と呼び掛けている。展示は31日まで(土日は閉庁)。
(山梨日日新聞 2020年1月22日掲載)