2007.1.18 News / 登山 / 百名山 / 人物・団体 /

北杜の進藤さん 山梨、日本の百名山を踏破愛好家の集い設立も企画

北杜市小淵沢町の製造業進藤柏男さん(64)は、8年間で山梨百名山、日本百名山すべてを踏破した。進藤さんは「制覇したのではなく、登らせてもらったと思っている。今後も登り続けたい」と話していて、登山愛好家が情報交換する会の設立も企画している。

進藤さんは1998年、運動不足解消や健康維持のため登山を始め、日向山(北杜市)に登頂。2001年11月に笹山(早川町)に登り、山梨百名山を制覇した。日本百名山は1998年の甲斐駒ケ岳を皮切りに、昨年10月の利尻岳(北海道)を最後に踏破した。

このほか、キリマンジャロ(アフリカ)やキナバル山(マレーシア)など海外の山にも登っている。頂上では必ず記念写真を撮影。神職でもある進藤さんは頂上で、日本や世界の平和を祈る大祓(おおはらえ)の祝詞を詠み上げている。

登山を始めたころはたくさんの山に登ることが目的で1日に3カ所訪れたこともあったが、「多くの山に登ったことで、登頂するには天候や運が必要ということに気付いた。いろいろなことに感謝して、大事に登らなければという気持ちになった」。長く登山を続けるため、毎朝1時間以上のウオーキングを続けている。

企画している会は、登山者や登山に興味のある人、登山を始めようという人を対象にしている。問い合わせは進藤さん、電話0551(36)2551。

【写真】山梨百名山、日本百名山をすべて踏破した進藤柏男さん=北杜市小淵沢町

(2007年1月18日付 山梨日日新聞)

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