北岳に魅せられ登頂100回 東京・調布の江口幸夫さん72歳 「何度登っても飽きない」
南アルプスの北岳に長年登り続けている東京都調布市の江口幸夫さん(72)が、このほど通算100回目の北岳登頂を果たした。江口さんは「何度も登っていると季節の移り変わりも楽しめる。いくら登っても飽きることはない」と、ますます北岳に魅せられている。
東京・国立競技場に勤める傍ら、50歳ごろから北岳に頻繁に登るようになったという。そのころから9月25日の誕生日に合わせて北岳に登るのが毎年の恒例となった。近年は誕生日も含め年間15回から20回は登頂している。
100回目の登山は、9月24日に広河原入りし、山荘に宿泊。25日朝から登り始め、午前11時ごろに山頂に到着した。その晩に宿泊した肩の小屋では、山小屋スタッフや登山客に宴会で祝ってもらった。「山登りを通じて多くの人に出会ったのも財産」と楽しさを語る。
1996年5月には心臓病を患った。手術も受け、職場も退職。しかし、その年の秋には回復し、再び北岳に登った。「同じように病気を患った人を元気づけられれば」との思いもある。
今もほぼ毎日トレーニングジムに通い、体力維持に努めている。100回目登頂以後も登頂に挑戦。記録を伸ばし続けている。江口さんは「北岳を登りながらの眺めは素晴らしい」と話し、これからも北岳に登り続けるつもりだという。
【写真】北岳に100回目の登頂を果たした江口幸夫さん=南アルプスの北岳山頂
(2006年10月22日付 山梨日日新聞)
東京・国立競技場に勤める傍ら、50歳ごろから北岳に頻繁に登るようになったという。そのころから9月25日の誕生日に合わせて北岳に登るのが毎年の恒例となった。近年は誕生日も含め年間15回から20回は登頂している。
100回目の登山は、9月24日に広河原入りし、山荘に宿泊。25日朝から登り始め、午前11時ごろに山頂に到着した。その晩に宿泊した肩の小屋では、山小屋スタッフや登山客に宴会で祝ってもらった。「山登りを通じて多くの人に出会ったのも財産」と楽しさを語る。
1996年5月には心臓病を患った。手術も受け、職場も退職。しかし、その年の秋には回復し、再び北岳に登った。「同じように病気を患った人を元気づけられれば」との思いもある。
今もほぼ毎日トレーニングジムに通い、体力維持に努めている。100回目登頂以後も登頂に挑戦。記録を伸ばし続けている。江口さんは「北岳を登りながらの眺めは素晴らしい」と話し、これからも北岳に登り続けるつもりだという。
【写真】北岳に100回目の登頂を果たした江口幸夫さん=南アルプスの北岳山頂
(2006年10月22日付 山梨日日新聞)