新広河原山荘建設へ起工式
21年6月オープンめざす
南アルプス市芦安芦倉の広河原で移転新築される広河原山荘について、市は29日、野呂川左岸の建設地で起工式を行った。2021年6月のオープンを目指す。
市や市議会、工事関係者ら約50人が出席。くわ入れなどの神事で工事の安全を祈った後、式典で金丸一元市長が「世界に誇れる南アルプス山岳観光の拠点施設となってほしい」とあいさつした。
新しい山荘は、野呂川広河原インフォメーションセンターからロータリーを挟んで南東側の2087平方メートルの敷地に新築。鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は現在の山荘の倍近い884平方メートルとなる。
1階はロビーやエントランスホール、2、3階は宿泊用の部屋と浴室を備え、計101人が収容できる。シャワー棟や炊事場も整備する。1985年に野呂川右岸に建設された現在の山荘は、新施設完成後に解体される。
(山梨日日新聞 2019年8月30日掲載)