2019.8.12
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豊かな自然守りつなぐ
甲府で「山の日」全国大会
「山の日」の11日、甲府市総合市民会館で、第4回「山の日」記念全国大会が開かれた。全国から登山愛好家や登山ガイドら約900人が出席。豊かな自然を守り、次代に引き継いでいくことを誓い合った。
山の日は2016年、「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する」ことを目的に、国民の祝日になった。制定を記念し、同年から全国大会が開かれており、山梨県内の開催は初めて。
式典は8月11日にちなみ、甲府市の小学生でつくる「こどもの森みどりの少年少女隊」が山鐘を8回鳴らしてスタート。長崎幸太郎知事が「山梨は富士山や南アルプスなど世界に誇る山を擁している。豊かな自然を守り、持続可能な利活用を図りながら将来に引き継ぐことは責務だ」とあいさつした。原田義昭環境相は「山を愛する人を増やしていきたい。大会が山に親しみ、山の恩恵に感謝する日になってほしい」と述べた。
県の木にちなみ、「イロハカエデ」などを地元の子どもたちが市民会館の敷地に植樹。次回開催県の大分県副知事に引き継ぐセレモニーを行った後、山鐘を11回鳴らして閉会した。
この日は、登山が趣味の女優・釈由美子さんら山にゆかりのある3人によるトークショーが開かれたほか、関連イベントが行われた。
(山梨日日新聞 2019年8月12日掲載)