2019.4.28 News /

山岳遭難防止へ指導所

南ア署、夜叉神の森に開設

写真で山頂付近の雪の様子を確認する登山客(左)=南アルプス市芦安芦倉

写真で山頂付近の雪の様子を確認する登山客(左)=南アルプス市芦安芦倉

 南アルプス署などは27日、南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森駐車場に、山岳遭難事故防止の指導所を開設した。登山客が増える大型連休に合わせ、安全な登山を呼び掛けている。

 署員のほか、南アルプスの山岳遭難事故防止に向けて活動する「大久保基金の会」の会員、同市山岳遭難救助協力隊員の計13人が「単独登山はやめましょう!」などと書かれたポケットティッシュを配布し、登山計画書提出や装備品の点検を促した。

 登山口付近には、4月中旬に撮影した北岳や鳳凰三山の山頂付近の写真を展示。登山客は雪の状況などを入念に確認していた。

 同署の内藤伸治地域課長は「今年の連休は長く、例年より多くの登山客が訪れるとみられる。登山届提出のほか、GPS機能が付いた携帯電話の所持などを呼び掛けていく」と話していた。開設は30日まで。

 一方、大月署は27日、登山口が近くにあるJR大月駅と笹子駅、富士急行線の三つ峠駅で登山者にチラシを配布し、安全な登山を呼び掛けた。

 (山梨日日新聞 2019年4月28日掲載)

 

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