「山の日」全国大会、甲府で8月
記念式典1000人規模 釈さんらトークショー
8月10、11日に甲府市内で開かれる第4回「山の日」記念全国大会で、県などでつくる実行委員会は実施計画を決めた。登山が趣味の女優釈由美子さんや山岳ライターによるトークショーなどを開催。日本標高トップ3の富士山、北岳、間ノ岳を擁する「山岳県山梨」の魅力を広くアピールしていく。
実行委事務局によると、大会の記念式典は11日午前9時から甲府市総合市民会館で開催。国務大臣や県関係の国会議員のほか、一般公募の県民ら計約1千人の参加を計画している。山や森の管理に携わる県民らが、県内での森林や水の保全事例などを映像と共に紹介する。
式典後にトークショーを開き、釈さんと甲府市在住の山岳ライター小林千穂さん、北杜市在住の紀行作家シェルパ斉藤さんが出演。釈さんと小林さんは登山を通じて親交があるといい、3人は山梨の山や森林、豊富な水資源をテーマに語り合う。
10日は甲府・ホテル談露館で歓迎レセプションを開き、招待客に県産の食材を使った料理を提供する。大会のロゴマークも発表。「山の日」の「山」の文字には、県内に多く植生するカラマツのデザインを取り入れた。ロゴマークは大会のPRチラシや木製の記念バッジに使用する。実行委は今後、県の広報誌などで式典の参加希望者を募る。
甲府市内でこのほど開かれた実行委の会合では、「山の日」に関する県民の理解を深めるため、市町村や森林、観光関係団体と連携した森林散策など四季を通じたイベントを開くことを確認した。実行委会長を務める長崎幸太郎知事は「山梨の山や森林の魅力を広く発信し、来県者の増加、移住の促進につなげたい」とあいさつした。
(山梨日日新聞 2019年4月25日付)