2019.3.18
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エコパーク発表会、調査活動を紹介
韮崎市、南アルプス市、北杜市、早川町で構成する南アルプスユネスコエコパーク県連絡協議会はこのほど、南アルプス市地域防災交流センターで、エコパークに関する発表会を開いた。構成市町や活動団体の連携を強めるため、初めて企画。自然保護や調査に取り組んでいる団体が活動内容を紹介した。
5グループが参加。このうち、巨摩高生物地学部は2013年度に完成した櫛形山のトレッキングコース周辺の植生調査について、英語を交えて発表した。自生するカニコウモリは株数が増加傾向にある状況を伝えた。シカの食害対策の一環として、防護柵を周辺に設けたことが要因とみられるという。
発表会では甘利山の自然保護と利活用に向けた取り組み、水源の森の保全活動などについての報告もあった。協議会の会長を務める渡辺英子北杜市長は「発表会を契機に、新しい発見や試みが生まれることを期待したい」と話した。
(山梨日日新聞 2019年3月18日付)