新・白根御池小屋が完成 南アルプス市 北岳で来年6月から供用 個室整備、プライバシー配慮
南アルプス市が北岳の標高二、二三○メートル地点に再建を進めていた山小屋「白根御池小屋」が完成した。プライバシーの確保を望む利用者の声に配慮し、北岳の山小屋としては初めて個室を整備した。来年六月中旬から供用を始める。
市観光商工課によると、小屋は鉄骨二階建てで延べ床面積は約六百三十平方メートル。宿泊定員は百四十八人。六月から十月にかけて営業する。
二階に十二の宿泊室(十畳部屋七室、八畳部屋五室)を整備。近年は家族連れなどの登山客の間で、個室での宿泊を望む声が高まっているため、繁忙期以外は、個室として利用できるようにした。
部屋を仕切る壁は可動式で、広さを変えることもできる。
一階には、二十八人収容の大部屋の宿泊室をはじめ、食堂や自炊コーナーなどを備えた。屋根には太陽光パネルを設置し、夜間照明用の電気を発電。同パネルなど建物外観は茶色で統一し、周囲の景観になじむようにした。
旧白根御池小屋は一九九九年四月に雪崩の直撃を受け崩壊。その後はプレハブの仮設小屋で営業してきた。関係省庁との協議で法的条件をクリアしたのを受け、昨年六月に着工し、約一年半かけて建設した。総事業費は約三億五千二十一万円。
(2005年10月29日付 山梨日日新聞)
市観光商工課によると、小屋は鉄骨二階建てで延べ床面積は約六百三十平方メートル。宿泊定員は百四十八人。六月から十月にかけて営業する。
二階に十二の宿泊室(十畳部屋七室、八畳部屋五室)を整備。近年は家族連れなどの登山客の間で、個室での宿泊を望む声が高まっているため、繁忙期以外は、個室として利用できるようにした。
部屋を仕切る壁は可動式で、広さを変えることもできる。
一階には、二十八人収容の大部屋の宿泊室をはじめ、食堂や自炊コーナーなどを備えた。屋根には太陽光パネルを設置し、夜間照明用の電気を発電。同パネルなど建物外観は茶色で統一し、周囲の景観になじむようにした。
旧白根御池小屋は一九九九年四月に雪崩の直撃を受け崩壊。その後はプレハブの仮設小屋で営業してきた。関係省庁との協議で法的条件をクリアしたのを受け、昨年六月に着工し、約一年半かけて建設した。総事業費は約三億五千二十一万円。
(2005年10月29日付 山梨日日新聞)