遭難者救助に使うロープワーク学ぶ南アルプス市山岳協力隊

 南アルプス市山岳救助協力隊(青木可行隊長)はこのほど、同市の南アルプス市芦安山岳館で研修会を開き、遭難者の救助に使うロープの結び方などを学んだ。

 隊員22人のほか、南アルプス署員や芦安ファンクラブの会員らが参加。北岳肩の小屋と両俣小屋、薬師岳小屋、夜叉神峠小屋の管理人4人から、それぞれの小屋周辺の特徴や遭難多発地点について説明を受けた。

 続いて同クラブの清水准一さんが、「フィギュア・エイト・ノット(8の字結び)」など基本的なロープの結び方を指導。隊員は説明を聞きながら、真剣な表情で結び方や特徴を覚えていた。

 同山岳館によると、ロープやひもの結び方は千種類以上。ロープワークを日常生活の中で繰り返し練習してマスターすれば、遭難者の救助や搬送、物資の輸送に役立つという。


【写真】ロープの結び方を学ぶ隊員=南アルプス市の南アルプス市芦安山岳館

(2005年2月5日付 山梨日日新聞)

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