マイカー規制への対応を協議 南アルプス林道適正利用連絡会

 南アルプス市芦安地区と広河原を結ぶ南アルプス林道の通行止めが17日に解除されることを受け、同市は6日、市役所で南アルプス林道適正利用連絡会を開き、マイカー規制への対応を協議した。

 車両・時間規制に対して観光客を安全でスムーズに輸送しようと初めて開催。行政、警察のほか、バスを運行する山梨交通、タクシー会社、地元の夜叉神観光協会から約20人が出席した。

 県の担当者が、全面通行止めの解除と規制の導入を決めた経緯を報告。市側は芦安地区の市営駐車場の整備状況について説明した。

 意見交換では各機関が準備状況を伝え、県は交通誘導員を3人配置する計画を示した。山梨交通の担当者は甲府駅-広河原、南アルプス温泉ロッジ-広河原をそれぞれ1日5往復させる方向で認可申請していることを報告した。

 一方、出席者からは「広河原まで行った後、広河原-北沢峠の市営バスに乗り継ぐ場合の接続がスムーズにいかない」「分散している市営駐車場への誘導はどうするのか」などの意見も出た。

 市は今後も必要に応じて同連絡会を開き、意見交換をする方針。

(2004年7月7日付 山梨日日新聞)

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