2004.6.17 News / 登山 / 山域 /

残雪量が多く雪崩の危険も 県警が春山情報

 山梨県警地域課は「春山情報」(4-6月)をまとめた。今月に入り積雪があったことなどから例年と比べて残雪量は多く、雪崩の危険性も高いという。

 登山道の残雪量は富士山が0.5-0.7メートル、南アルプスは甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳方面が0.5-1.0メートル、北岳方面1.0-2.0メートル、鳳凰三山方面0.5-1.0メートル、八ケ岳が1.0-1.5メートル、三ツ峠が0.1-0.3メートルなど。

 昨年(同期間中)は13件(前年同期比1件増)の山岳遭難があった。遭難者は16人(同4人増)で2人が死亡、9人がけがをした。遭難者のうち11人は50歳以上の中高年登山者だった。

 県警は「十分な事前準備を行い、慎重な行動を取ってほしい。状況を冷静にみて、戻る決断をすることも大切」と呼び掛けている。

(2004年4月16日付 山梨日日新聞)

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